歩いて行ける【二条城】と【御金神社】

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    京都御所の西南にある二条城と御金神社。

    徒歩10分もかからない距離なのでせっかくなら両方を訪れる事をオススメします!

    大きく歴史が動いた場所である二条城と金運爆上がりの御金神社のご紹介をします!

    • 徳川幕府の始まりと終わりのとっても重要なお城『二条城』
    • 少し斜めってる?当時最先端の西洋から来たアレを使って築城されたお城
    • 大政奉還はあの部屋で行われたのではなかった!?
    • 『おかね』じゃないよ『みかね』だよ。金運UPの最強スポット
    目次

    二条城

    二条城は正式名称を元離宮二条城(もとりきゅうにじょうじょう)といいます。徳川家康が京都の守護と京都に滞在した際の宿泊所として築城しました。

    歴史の授業でも必ず出てくる二条城。このお城で第15代将軍徳川慶喜(よしのぶ)が大政奉還を行い江戸幕府の時代が終わりました。

    設計ミス?いえいえ、ちゃんと計算されて造られた二条城

    こちらの地図をご覧ください。少し違和感がありませんか?

    少し右に傾いているように見えますよね?

    京都の町は平安京が造られた際に碁盤の目に配置されましたが、これは北極星の位置を北と定めて造られました。

    ですが、徳川家康は当時西洋から伝わった最先端の位置を指し示す機械である『コンパス』を使って北の位置を定めました。

    豊臣秀吉の跡を継いで天下人となった家康はその権力や地位を示すように当時最先端の技術を使って二条城を築城しましたが、コンパスは磁場の影響を受けてしまうので北の位置が東に3度程ズレてしまったという訳です。

    この現象は江戸時代に建築された建物に多く、藤堂高虎(とうどうたかとら)が寄進した『南禅寺』の三門もほぼ同じ角度で傾いています。

    よろしければ南禅寺について記事にしたコチラもご覧ください!

    北極星がある方向が『真北(しんぼく)』コンパス(方位磁石)が示す方向を『磁北(じぼく)』と言います。

    江戸時代には北が2種類ある事は分かっていなかったんですね。

    ですので、コンパスで北の方角を確認した家康は平安京が造られた時代の『北』ではなく最先端の技術であるコンパスの『北』が本当の北の位置だと思って二条城を築城させた訳です。

    時代が時代なので北が2種類ある事など誰も知らないので仕方がないとはいえ、最先端の技術を使って築城をしたのに平安時代に造られた平安京が本当の北をちゃんと示していたとなるとなんだか皮肉にも感じますね。

    そして磁北は時を経て変化し、現在に至っては二条城は真北から西に7度傾いているそうです!

    教科書にも載っている大政奉還図。あのような場面は本当は無かった!?

    江戸時代末期、第15代将軍徳川慶喜により大政奉還が行われ徳川幕府は終焉を迎えます。

    その地に選ばれたのが二条城です。

    歴史の教科書にも必ず載っている、260年以上も続いた徳川幕府を終わらせ新たな時代が始まる歴史が大きく動いた転換期となった出来事が行われた場所です。

    教科書に載っているこちらの図は日本画家邨田丹陵(むらたたんりょう)による大政奉還図です。

    Wikipediaより引用

    二条城には大政奉還の場所として『大広間の二の間』に上記の図とほぼ同じようにマネキンが置かれ、この場所で大政奉還が行われたんだよ〜と展示がされています。

    kyoto lave kyoto様より引用

    上記の教科書にも載っている図と何か違いませんか?

    そうなんです!部屋が違うんです!

    襖に描かれている絵が違いますよね。大政奉還の図に描かれているのは『桜』大政奉還の間といわれている二の間に描かれているのは『松』です。

    近年の古文書の研究により大政奉還はこの二の間ではなく『黒書院』で非常に近しい数人の人物のみに伝えられた事が分かりました。

    ですので、真実はこの下記の写真のように大広間に大名を連ねて慶喜が直接大政奉還の意思を伝えた訳ではないんですね。

    黒書院に数人の近しい人物のみに大政奉還を伝えたとなると歴史が大きく動く大転換期のインパクトに欠けるのでこうなったのか?それとも当時はこの大広間で大政奉還が行われたと伝えられたからこのような展示になったのか?真実はわかりませんが、是非二条城を訪れた際にはこの大広間だけではなく黒書院も注目して見てみてくださいね!

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