【六角堂】は京都のおへそ?いけばな発祥の地

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    建物が立ち並ぶ京都の街中に現れる六角堂。

    六角堂を創建したのは歴史の授業で必ず出てくる超有名人のあの人です!

    六角堂は様々な見どころがあります。それでは六角堂の歴史をご紹介します!

    • 京都の真ん中。へそ石とは?
    • いけばな発祥の地。池坊と六角堂
    • 京都の街中に白鳥!?
    • みどりこの癒し空間。お寺を眺めながらスタバで一服
    目次

    六角堂

    六角堂の正式名称は頂法寺(ちょうほうじ)です。六角堂を建立したのはあの聖徳太子です。

    聖徳太子が建立したという事は、都(みやこ)が京都に移るもっと前に六角堂は建てられたという事です。

    非常に長い歴史があるんですね。

    その昔、聖徳太子は大阪に建立する『四天王寺』の材木を調達する為に京都を訪れます。

    その際、池で身を清める為に持参していた念持仏『如意輪観音像(にょいりんかんのん)』を木にかけたところ、念持仏がその場から動かなくなり「この地に留まって人々を救いたい」と聖徳太子に伝えました。

    聖徳太子は如意輪観音様の言葉を聞き入れ、この地に六角堂を建てたと言われています。

    六角堂のご本尊はもちろん如意輪観音様です。

    如意輪観音様は思いのままに願い事を叶えてくれるといわれる宝珠(ほうじゅ)と煩悩を拭い去る輪宝(りんぽう)を所持しています。

    人々の苦しみを除き、願い事を叶えて下さる如意輪観音様。

    六角堂の如意輪観音様は特に健康面のご利益があるとされており、長寿・病気平癒、そして縁結びのご利益ががあるそうです。

    六角堂は華道家元の初代池坊専好を描いた映画『花戦さ』の舞台にもなりました。

    たいへん興味深く、5回ぐらい映画館で見ました!

    それでは六角堂の見どころをご紹介します!

    京都の真ん中!へそ石の謎。本堂は一夜にして自ら移動した!?

    六角堂には『へそ石』と呼ばれる石があります。

    六角堂のへそ石

    この中心に丸く穴のあいた六角形の石がへそ石です。

    六角堂はこの辺!

    京都の真ん中に位置するので【京都のへそ】へそ石と呼ばれています。(真ん中というよりカラダで言うおへその位置に近いですね)

    上記の通り六角堂は平安遷都の遥か昔に創建されています。

    平安遷都の際に当時の本堂の位置に道を通す事になり、 困った桓武天皇は六角堂に使者を送り「 少し動いていただきます」 と祈ったところ、一夜にして本堂が現在の場所へ移動し礎石が一つだけ残ったと言う逸話が残っています。

    その境内にあった礎石がへそ石です。へそ石は『本堂古跡の石』とも呼ばれています。

    本堂が移動した為にこのへそ石は元の本堂の位置、つまりお寺の外である六角通りにありました。

    ですが、明治に入って通行の妨げになるという事で現在の境内の中に移されて今に至ります。

    いけばな発祥の地。池坊と六角堂

    六角堂はいけばな発祥の地として知られています。

    上記の通り六角堂の境内には聖徳太子が身を清めた池がありました。

    この池のほとりに小野妹子の子孫のお坊さんの住まいがあり、そのお坊さんが池のほとりに住んでいるお坊さんなので『池坊(いけのぼう)』と呼ばれるようになりました。

    代々六角堂の住職を務める池坊は、仏様に花を供える中様々な工夫を加えて『いけばな』の理論を確立しました。

    わたしも六角堂の拝観をきっかけにいけばなに興味を持ち、展示会などにも何度も足を運ぶようになりました。

    先ほど少しお話ししましたが、初代池坊専好を描いた映画『花戦さ』もとても興味深かったのでよかったら見てみて下さいね!

    京都の中心地の境内の池には白鳥!?

    何度撮影してもカメラ目線はもらえませんでした(笑)

    なんと境内の池には白鳥がいます!

    こちらの池は先ほどお話しした聖徳太子が沐浴を行った池です。

    みどりこ

    今は整備されて人工池になっているよ

    六角堂では白鳥を飼育しています。

    京都の街中でまさかの白鳥に出会えるスポット!

    境内の一番奥に池があるので見逃さないようにしてくださいね!

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